フンメル研究ノート〜Review〜

ヨハン・ネポムク・フンメル(Johann Nepomuk Hummel)の個人研究サイトのレビューページ。CD紹介をはじめ、フンメル関連ニュース等を紹介していきます。 ●フンメル研究ノート●http://hummelnote.wix.com/hummelnote

2009年10月

 ここまで、ウイーン式アクションのピアノとイギリス式アクションのピアノの特徴概要を紹介してきましたが、今回はフンメル自身の言葉でそれぞれの演奏法を紹介してもらいます。 フンメルが1828年に刊行した当時のピアノ奏法バイブル「ピアノ奏法の理論と実践詳論」から  ...

前回はウイーン式ピアノの特性の一般的なものを紹介したが、今回はイギリス式ピアノについての説明を照会します。 イギリス式のピアノはウイーン式のピアノに比べて様々な点で異なる。音域は5オクターブ半(Ff〜c4)で、ウイーン式より幾分広く、ウナ・コルダとダンパーを ...

  さて、フンメルとピアノ奏法について-5で紹介した本で、ピアノという楽器について学ぶと、ピアノが独奏楽器として独立したのは、18世紀も後半に入ってからであることがわかる。この時期から新しい楽器の音に魅せられた音楽家たちの創作活動が活発になり、同時に作曲家た ...

ヨハン・ネポムク・フンメルJohann Nepomuk Hummel師・モーツァルトと同じように演奏旅行で始まった彼の音楽キャリアは、ウイーン時代には売れっ子作曲家として、その後はピアニストの巨匠として多くの尊敬を集め、音楽は後の世代に多大な影響を与えた。ワイマールの宮廷楽長 ...

フンメルの「ピアノ奏法」を理解するためには、当時使用されていた様々な種類のピアノについて知っておく必要がある。現代のピアノが鍵盤楽器の王者となった変遷については、大宮眞琴著『ピアノの歴史』(音楽之友社)が解りやすい。ピアノの発展とともに音楽家がどのようにか ...

 フンメルの妻・エリザベートについては、「エリーゼのために」本当は「エリザベートのために」? でも触れたが、ウイーンでベートーヴェンとも交友ががあった当時著名なソプラノ歌手だった。 フンメルと結婚したのは1813年。エステールハージ家から離れてウイーンで「作 ...

 ツェルニーの証言を紹介したが、彼はフンメルのことを「20歳をいくらか過ぎた年齢」としていたが、ちょうどその証言に出てくる1804年はフンメルの就職の年に当たり、歳は26歳である。  大規模なツアーを終え、いくつかの作品も出版し、将来有望...というよりピアニストと ...

 ショパンは幼くしてフンメルの練習曲を習い、フンメルの音楽には共感していた。1828年のワルシャワで演奏会を開いたフンメルは、ショパンに紹介されてその演奏に接し、その才能を高く評価している。 1829年8月11日、ショパンはウィーンでデビューしたが、翌日に家族に宛て ...

 カール・ツェルニー(Carl Czerny)は、自叙伝(1842年執筆)の中でピアノ音楽史の中では有名なベートーヴェンとフンメルのピアノの演奏についての言及があり、これは以前、「フンメルとベートーヴェン」という記事で紹介した。  ここで述べておきたいのは、下記のツェルニー ...

 フンメルの演奏については、ベートーヴェンの弟子でもありリストの師匠ともなったカール・ツェルニー(Carl Czerny)の自伝の中に次のように記載されている。 −−−−−−−−−−− およそ1802年から04年までの数年間、私は父と一緒にモーツァルト未亡人(*コンスタンツェ ...

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