モーツァルト:ピアノ協奏曲第10番&第24番モーツァルト:ピアノ協奏曲第10番&第24番
アーティスト:白神典子
販売元:BIS
発売日:2005-05-25







モーツァルト(フンメル編曲):ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537「戴冠式」(室内楽版)、ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482(室内楽版) [Import]モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537「戴冠式」、ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
著者:白神典子
販売元:Bis
発売日:2005-12-15






モーツァルト(フンメル編曲):ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.537(室内楽版)、交響曲第40番ト短調 K.550(室内楽版) [Import]モーツァルト:ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.537、交響曲第40番ト短調 K.550
著者:白神典子(Pf)
販売元:BIS
発売日:2006-12-11





(フンメル編曲室内楽版)ピアノ協奏曲第20番&第25番 白神典子(Pf)、ほか
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ長調 K.466、ピアノ協奏曲第25番変ホ長調 K.503
著者:白神典子
販売元:Bis
発売日:2003-11-21
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 フンメルはモーツァルトのピアノ協奏曲を7曲、交響曲を6曲、ベートーヴェンの交響曲の7番まで、ハイドンの交響曲を2曲に加え、他の同時代の作曲家の作品の数多くをピアノ、フルート、ヴァイオリン、チェロという室内楽用に編曲した。 

 白神典子さんは、ショパンの協奏曲やベートーヴェンの交響曲の室内楽編曲版を録音しているが、モーツァルトのシリーズは弟子のフンメル版を採用している。

 フンメル版は、おそらく自分が弾いたであろう装飾を多分に加筆しており、当時のモーツァルトのピアノ演奏方の見本ともいえるかもしれない。もしくは、実際にモーツァルトから学び、ピアニストデビューもモーツァルトの楽曲でしたので、モーツァルトの演奏法なのかも知れない。

 このシリーズは、演奏、録音双方において文句のつけようが無い。なんといってもモーツァルトの協奏曲へのフンメルのカデンツァはどれも優秀で、20番、22番、24番のものは特に傑作。これらが聞けるだけでも価値があります。

 10番は2台のピアノパートを1台用にし、他の曲もフンメルスタイルとでも言うべき多くの装飾を施され、華麗なピアノパートになっています。

 こうした編曲演奏自身に違和感を感じてしまう人は少なくないでしょうが、当時はラジオもレコードも無く、楽譜が全て。オーケストラ作品を再現しようにも無理があるので、仲間で演奏して楽しめるようにする習慣があったからこその作品。


 交響曲は40番のみ録音されていますが、是非他の曲も録音してほしいと思っています。