フンメルのミサ曲は全部で5曲。

◆ミサ 変ロ長調Op.77
◆ミサ 変ホ長調Op.80
◆ミサ ニ長調Op.111
◆荘厳ミサ ハ長調WoO.12(S.74)
◆ミサ ニ短調WoO.13(S.67)

今のところこのMissa Solemnis(荘厳ミサ ハ長調WoO.12(S.74)は、今回紹介するグロッド盤が唯一のもの(2009.1月現在)

フンメルのミサ曲はハイドン、モーツァルトからシューベルトへと受け継がれていくオーストリアの古典派ミサ曲の典型で、華麗かつ大編成、対位法を駆使した楽曲も含まれる大作ぞろい。フンメルの宗教作品はその殆どが、若い時代、ハイドンの後継者としてエステルハージ宮廷時代のもの。
モーツァルトのミサよりもハイドンの後期の作品に類似しており、この分野では明らかにベートーヴェンの同時期の作品(Op.86)よりも手馴れた作品に仕上がっている。
アニュス・ディの終結部は2種類残されており、静かに終わるものと、大規模で華やかなコーダがあるものがあり、後者はロンドン公演用に書き換えられたものと思われる。
楽器編成は、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、トロンボーン1、ティンパニー、弦5部、ソロ、コーラス。


Te Deumは、このジャンルの彼の最高傑作。華々しいファンファーレで幕を開ける祝典雰囲気のあふれる楽曲だ。
レコーディングも珍しく3種類あるが、この盤の演奏が一番オーソドックスで奇をてらうことも無く、堂々とした演奏を聞かせてくれる。
楽器編成は、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット4、ティンパニー、弦5部、コーラスで、ボーカルのソロはない。


フンメル:荘厳ミサ曲/テ・デウムフンメル:荘厳ミサ曲/テ・デウム
アーティスト:グロット
販売元:Naxos
発売日:2004-05-01
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