1.フンメルのオーケストラ用のバレエ音楽(組曲)は、全部で6曲あるが、ここに収録されている「エロール作の『魔法の鐘』のためのバレエ音楽」WoO.31は作曲者晩年の作品。

ピアノの大家という音楽史的な評価をされてきたフンメルであるが、最近は作品自体が再評価されてきています。多くの歌劇や舞台音楽、宗教作品も残しており、録音も増えつつあるのはうれしい。 随所にソロ楽器が活躍し、フンメルの手馴れたオーケストレーションも楽しめる。
楽器編成はフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット、トロンボーンが各2本、トライアングル、シンバル、大太鼓、ティンパニー、弦5部。

2.交響曲を書かなかったフンメルの純粋なオーケストラ作品として貴重な一枚。祝典序曲も典型的な古典派のオーケストラ作品として楽しめる。 モーツァルトやハイドン、ロッシーニらが好きな方は是非一聴を!


3.マンドリン協奏曲とトランペット協奏曲は共に1790年代後半から1800年代初頭にかけて作曲された純粋な古典派協奏曲で、ともにモーツァルト・ハイドンを継承した協奏曲といえる。

マンドリン協奏曲は後にピアノ協奏曲(Op.73)に編曲されたが、チャーミングなメロディー満載の曲。楽器編成はフルート2、ホルン2、弦5部だが、今までのほとんどの録音がピアノ協奏曲版と同じ楽器編成(フルート2、オーボエ2、ファゴット2、ホルン2、弦5部)で録音されている。オリジナルの編成で録音されたものは、このシェリー盤だけである。

4.トランペット協奏曲は、ハイドンの協奏曲と同録取れている例が多く、録音数も多くため、フンメルではもっとも知られた楽曲であろう。
典型的な古典派協奏曲ではあるが、ハイドンのものと遜色ない堂々としてかつ華麗なパッセージに彩られた同ジャンルの傑作。
楽器編成は、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、ティンパニ、弦5部となっている。

演奏も溌剌として良い。Hummel: Mandolin Concerto; Trumpet Concerto; Freudenfest Overture; etc.Hummel: Mandolin Concerto; Trumpet Concerto; Freudenfest Overture; etc.
販売元:Chandos
発売日:2001-07-24
おすすめ度:5.0
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