1786年、モーツァルト30歳の年。この年の作品の多さと充実度は売れっ子タレントそのものと言ってよい活躍ぶりだった。・ジングシュピール『劇場支配人』・ピアノ協奏曲第23番イ長調のほかにアリアや劇挿入歌、フリーメイスンの合唱曲等が作られ、歌劇「イドメネオ」がウィー ...
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デモーニッシュなオケと現代的ピアノの特徴的なモーツァルト演奏
モーツァルト:3つのミノーレ(短調)〜ピアノ協奏曲第20&24番、アダージョK.540シー・シャン・ウォン(ピアノ)フィリップ・フォン・シュタインネッカー(指揮:K466, 491)南西ドイツ・フィルハーモニー交響楽団(K466, 491)1979年オランダ生まれの若手ピアニスト、シー・ ...
【新譜案内】ゲーベル指揮「ベートーヴェンの世界」第3弾
ドイツの指揮者ラインハルト・ゲーベルが取り組んでいる「ベートーヴェンの世界」というシリーズの第3弾です。これまでベートーヴェンと同時代の作曲家の作品を取り上げており、ヴラニツキー、ライヒャ、ヴォジーシェク、ロンベルグ、クレメント、エーベルル、ドュセックとい ...
フンメルの代表的なピアノ協奏曲
久々にフンメルの新譜紹介。ピアノと管弦楽のための作品集マティアス・キルシュネライト 、 ミヒャエル・ザンデルリンク 、 フランクフルト放送交響楽団今回はフンメルの楽曲の中でももっとも有名かつ人気のあるピアノ協奏曲イ短調,Op.85とともに、ウェーバー、メンデルスゾ ...
クロンマー/交響曲 第3集(第6番、第9番)
今回紹介したいのは、フランティシェク・ヴィンツェンツ・クラマーシュ(František Vincenc Kramař)の交響曲シリーズ第3集 ハワード・グリフィス&スイス・イタリア語放送管弦楽団。 クラマーシュは一般的にはドイツ名で フランツ・クロンマー と表記されていますので ...
フンメルの最初期のピアノ協奏曲
古楽器演奏によるフンメルのピアノ協奏曲集第二弾という記事で、リリースについて触れさせていただきましたが、今回はこのアルバムの紹介です。 フンメル:ピアノ協奏曲集 第2集 【収録情報】 1. ピアノ協奏曲イ長調 WoO24a, S.5 2. ヴァイオリンとピアノ ...
ツェルニー/ピアノ協奏曲変ホ長調(1812)ほか(トゥック/イギリス室内管/ボニング)
リリースされるたびに逃さず買い入れ聴き込んでいるNaxosレーベルのカール・ツェルニー「ピアノと管弦楽の作品」シリーズからたまたま新譜です。世界初録音や珍しい楽曲のオンパレードですのでこの時代の作曲家ファンとしては大変嬉しいシリーズです。 収録されているの ...
フンメル編曲/ベートーヴェン交響曲集Vol.1
今回紹介するのはNaxosからリリースされたベートーヴェン交響曲第1番と第3番「英雄」のフンメルによる室内楽編曲版です。 これらの編曲はフンメルがヴァイマールの宮廷楽長として働いていた1823年から1835年の間に断続的に作られた編曲シリーズで、ハイドンの4曲の交響 ...
古楽器演奏によるフンメルのピアノ協奏曲集第二弾
フンメルの古楽器演奏によるピアノ協奏曲シリーズVol.2がやっと出ます。 Vol.1が出てから10年になろうかと... とっくに没になったシリーズだと思っていました。 今回は未出版の初期の作品 イ長調,WoO.24a および ピアノとヴァイオリンのの為の二重協奏曲,Op.17 どちらも ...
クラーマー:ピアノ協奏曲第4番、第5番
Johann Baptist Cramer (1771~1858)の新譜の紹介です。ここでは Cramerを見たまんまの「クラーマー」と表記します。この作曲家や作品については、いつも紹介しているPTNA(ピティナ)に掲載されているモンマルトル「19世紀ピアニスト列伝」(訳:上田泰史さん)がもっとも参考にな ...