フンメル研究ノート〜Review〜

ヨハン・ネポムク・フンメル(Johann Nepomuk Hummel)の個人研究サイトのレビューページ。CD紹介をはじめ、フンメル関連ニュース等を紹介していきます。 ●フンメル研究ノート●http://hummelnote.wix.com/hummelnote

CD紹介-宗教曲

12月5日 モーツァルト命日〜フンメルは正当な後継者

フンメルの生涯の話を書き直しましたが、まだ訳が間違えて理解しているところもあるかもしれません。
また機会をみて改定しようと思います。

今日はフンメルの師匠、モーツァルトの命日ですね。世界各国でレクイエムが演奏される日です。

個人的にレクイエムの今現在での一番は、リリング指揮の1991年録音のレヴィン版の方。
キリエ ニ短調 K.341がついているけど、両曲ともオーソドックスな中庸なテンポ、演奏。
ただし、レヴィン版のラクリモーザとアーメンフーガの作り方が、モーンダー版よりジュスマイヤーの作った部分を利用している点で安心感がある。

リリングには、1979年のジュスマイヤー版もあるけど、これも中庸な演奏だった。
ジュスマイヤー版では、デイヴィスのロンドン交響楽団は激しさが好きだったが、1991年の重厚なバイエルン響との演奏がすきかな?

さて、フンメルの師匠はたくさんいます。一番最初は父親。二人目がモーツァルト。ただし2年間住み込みで生活をともにし、モーツァルトの代わりにオペラのリハーサルの伴奏を務めたり助手的な役割もしていました。
その後には、クレメンティ、サリエリ、ハイドン、アルブレヒツベルガー... 当時の一流どころに学んでます。

作風は、ハイドンに近い教会音楽を別にすると、一番の影響力はやはりモーツァルトとなります。

ロマン派に影響与えるメランコリックでドラマチックが楽曲も作っていますが、根本は死ぬまで職業作曲家で古典派に属していると言えます。よくロマン派の作曲家として紹介している書物や記事を見かけますが、断じて言えます、彼は古典派です。まぁロマン派自体が古典派の形式の上に成り立っているので、厳密に区別する必要はないんですが....

さて、古典派のモーツァルトと同時代の音楽も沢山聴ける時代になりました。一聴するとモーツァルトと言われても解らないか曲もありますが、いろいろ聞いた中ではやはりフンメルが一番近い雰囲気を継承しています。

今日はそんな彼の初期の作品を

ヴァイオリンとピアノの為の協奏曲ト長調,Op.17を聴いてみてください。モーツァルトの新発見曲と言われても信じてしまいそうになりますね。 


この曲の録音は結構あります。お勧めはこれかな?
華やかなOp.110の協奏曲とカップリンクで、演奏も録音も最高です。ハワード・シェリー(ピアノと指揮)/ロンドン・モーツァルトプレイヤーズ


もう一曲、小ピアノ協奏曲ト長調,Op.73(原曲はマンドリン協奏曲)も、モーツァルトの10番代の協奏曲の雰囲気があります。最近のお勧めは、オリジナル楽器での演奏。キラキラした真珠のフンメルです。 アレッサンドロ・コンメラート(フォルテピアノ)/ディディエル・タルパイン(指揮)


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フンメル:荘厳ミサ曲/テ・デウム

フンメルのミサ曲は全部で5曲。

◆ミサ 変ロ長調Op.77
◆ミサ 変ホ長調Op.80
◆ミサ ニ長調Op.111
◆荘厳ミサ ハ長調WoO.12(S.74)
◆ミサ ニ短調WoO.13(S.67)

今のところこのMissa Solemnis(荘厳ミサ ハ長調WoO.12(S.74)は、今回紹介するグロッド盤が唯一のもの(2009.1月現在)

フンメルのミサ曲はハイドン、モーツァルトからシューベルトへと受け継がれていくオーストリアの古典派ミサ曲の典型で、華麗かつ大編成、対位法を駆使した楽曲も含まれる大作ぞろい。フンメルの宗教作品はその殆どが、若い時代、ハイドンの後継者としてエステルハージ宮廷時代のもの。
モーツァルトのミサよりもハイドンの後期の作品に類似しており、この分野では明らかにベートーヴェンの同時期の作品(Op.86)よりも手馴れた作品に仕上がっている。
アニュス・ディの終結部は2種類残されており、静かに終わるものと、大規模で華やかなコーダがあるものがあり、後者はロンドン公演用に書き換えられたものと思われる。
楽器編成は、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、トロンボーン1、ティンパニー、弦5部、ソロ、コーラス。


Te Deumは、このジャンルの彼の最高傑作。華々しいファンファーレで幕を開ける祝典雰囲気のあふれる楽曲だ。
レコーディングも珍しく3種類あるが、この盤の演奏が一番オーソドックスで奇をてらうことも無く、堂々とした演奏を聞かせてくれる。
楽器編成は、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット4、ティンパニー、弦5部、コーラスで、ボーカルのソロはない。


フンメル:荘厳ミサ曲/テ・デウムフンメル:荘厳ミサ曲/テ・デウム
アーティスト:グロット
販売元:Naxos
発売日:2004-05-01
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フンメル研究ノートというサイトは、クラシック音楽鑑賞を趣味とする一個人が、ヨハン・ネポムク・フンメルの音楽の魅力に取り付かれ、永年かけて収集した情報・データをメモ代わりに掲載している「フンメル研究ノート」のレビューページにあたります。フンメル研究ノートは、あくまでもCD解説、書籍、辞書などから集めた情報を盛り込んだ継ぎはぎの情報を集めたものですので、事実とは違っていたり、解釈が違っている箇所も多いと感じていますが、もっと多くの日本人にフンメルの音楽の魅力を知ってもらいたいと思い公開しています。もっとフンメルの情報が知りたい。またはご興味がある方は、本サイト「フンメル研究ノート」を覗いてみてください。よろしくお願いいたします。

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