遅ればせながらあけましておめでとうございます。

さて、2011年の最初はCDの紹介です。

今回は、ヴィオラのための作品集です。
AP0226
1.ヴィオラ・ソナタ変ホ長調 Op.5 No.3
2.ヴィオラとピアノのためのアリオーソ
3.ヴィオラと管弦楽のためのポプリ Op.94
4.チェロ・ソナタ Op.104(マルチン・ムラフスキによるヴィオラ用編曲版)
5.ヴィオラとピアノのためのワルツ

マルチン・ムラフスキ(ヴィオラ)
ウルシュラ・シリンスカ(ピアノ)
フンメル・プロジェクト管弦楽団/リシャルト・ハントケ(指揮)


リリースが発表されたときの収録曲を見て、「さて、フンメルにヴィオラ用の作品が5曲もあったかな?」なんて思って、「新発見だっらラッキー」と思い入手いたしました。で結果ですが...
1.は1798年に作曲されたオリジナル曲で比較的録音の多い作品。モーツァルトだよと言っても気づかない人いっぱいいると思えるほど、メロディー、展開、曲の陰影が師匠そっくりな作品です。そうした意味では古典派のとても魅力的なチャーミングな曲で、特に第2楽章の優美さやロンド楽章の華麗さは必聴です。
演奏は、適切なテンポ間で気持ち良く聞かせてくれます。

さて、気になっていた曲の1つ、2.のアリオーソって、と思い聞きましたところ、何のことはない、ピアノ三重奏ホ長調Op.83の第2楽章を編曲したものでした。解説を読んでもそう説明されていたのでフンメルのオリジナルではありません。演奏家による編曲です。しかし、この解説には「ピアノ三重奏第1番から」と書かれていますが、間違いですね。第1番は、通常変ホ長調Op.12のことですし、一番最初のピアノ三重奏という意味では、Op.3の1で、どちらの曲でもありませんから、やはり表記ミスでしょうか?

3.ヴィオラと管弦楽のためのポプリ Op.94は、フルバージョンとしては2種目の録音の登場です。その最初のCHANDOSからリリースされたシェリー/ロンドンモーツァルトプレイヤーズと比較するとオケがややもったりしていて、録音もオケが奥に引っ込みすぎていて、ヴィオラが前に出過ぎですが、フンメルが狙った通り、モーツァルトやロッシーニのオペラの旋律が次々と出てきて、大変楽しいメドレー協奏曲として魅力を伝えてくれます。ソロのパーとに関してもスラー、スタッカート、テンポと音の強弱を使って、様々な情景を描き出しています。ソロがよく聞こえるので、これから演奏の参考にしようとして視聴するには良いかも。
オケ・録音含めた全体的な好みは、CHANDOS盤かな?

4.はそのまんま名曲チェロソナタOp.104のヴィオラ盤。ところどころフレーズが変わっていたり、音の高さが変わっていたりして、オリジナルに慣れてしまっている人には違和感があるが、最初だけ。とても美しい演奏を聞かせてくれます。これもありだなと思わせるもの。
解説には、昔から出回っていたヴィオラ編曲版を参考にアレンジした、とあるので、作曲家が意図していたかいないかは知りませんが、昔からヴィオラ版があったということですね。知りませんでした。

さて、もう一曲未知の曲6.ですが、これは解説では言及されていませんでした>オイ
2つのトリオをもつ典型的なワルツなので、舞曲集の譜面をさらってみましたが、見当たりませんでした。といことで、オリジナルがなんの曲であるのかはっきりしません。それとも本当にオリジナルのヴィオラとピアノの為のワルツ(作品番号なし)なのでしょうか?
どなたか知っていらっしゃる方いらっしゃいましたら、是非ご教示を!!


http://www.mdt.co.uk/MDTSite/product//AP0226.htm



 
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