フンメル研究ノート〜Review〜

ヨハン・ネポムク・フンメル(Johann Nepomuk Hummel)の個人研究サイトのレビューページ。CD紹介をはじめ、フンメル関連ニュース等を紹介していきます。 ●フンメル研究ノート●http://hummelnote.wix.com/hummelnote

乾まどか

フンメル生誕233年

074731327367611月14日はフンメルの生誕日です。






今年はめぼしい新譜が少なかったのですが、一番は
Naxosからリリースされたフンメル:フンメル・アット・ザ・オペラ(乾まどか)ですね。
レーベル名:Naxos
カタログ番号:8.572736

・モーツァルトの歌劇「後宮からの誘拐」から「バッカス万歳」による変奏曲Op.34-3
・グルックの「アルミード」からの主題による変奏曲Op.57
・バレエ音楽『ポールとヴァルジニ』のための「5人の黒人の踊り」Op.41(ピアノ編)
・ケルビーニの歌劇「2日間」からの行進曲による変奏曲Op.9
・オーベロンの魔法の角笛幻想曲Op.116(ピアノ編)
・イズアールの歌劇「シンデレラ」からの行進曲による変奏曲Op.40a
・ポプリ第1番ハ短調、自作の『ろばの皮』よりOp.58

乾まどかさんに関しては、以前に幻想曲集をリリースしており、安定した演奏を聞かせていただいていたので、期待しておりましたが、期待を裏切ることのない、整然とした演奏です。テンポは他の演奏家に比べるとゆっくり目ではありますが、逆に曲の内声や構成がしっかりと聞けますので、演奏者にとっては見本として欲しいところ。
珍しい曲も収録されていますので、貴重な1枚。

フンメル/幻想曲集 乾まどか

フンメル:幻想曲集(乾まどか)フンメル:幻想曲集(乾まどか)
アーティスト:乾まどか
販売元:Naxos
発売日:2006-01-01
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当時のウイーンでは、ベートーヴェンとフンメルが争うように作品を発表し、互いに意識してきた。現代では考えられないほど差がついているが、当時の人気はフンメルのほうが上だったという。
そうした若い時代のピアノ曲の代表でもある幻想曲変ホ長調Op.18を含む、幻想曲集。
それにして、Op.18は休むことなく一人で30分近くも演奏しなければならない。それも楽譜を見ると真っ黒なくらい音符が多く、高度なテクニックも要求される。
昔から知られている曲だが、録音は少なく2000年代の録音ではこれが最初。
1998年にジュリアーナ・コルニの演奏で(伊)DYNAMICからリリースされた 
ピアノ曲集以来の新録である。

乾さんの演奏するピアノは、使用楽器そのものが重い音を発しているが、演奏は文句なし。落ち着いたテンポ、微妙なニュアンスをしっかり表現している。
他の作品も同様だが、楽曲的には面白みに欠け、Op.18に勝るものはない。

パガニーニの楽想であふれる幻想曲(WoO.8)に至っては、2つの録音しか見当たらないので貴重。

「幻想曲」という括りでの企画にも拍手。彼女には是非フンメルの「ピアノ曲集」の録音を今後も続けてもらいたい。
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フンメル研究ノートというサイトは、クラシック音楽鑑賞を趣味とする一個人が、ヨハン・ネポムク・フンメルの音楽の魅力に取り付かれ、永年かけて収集した情報・データをメモ代わりに掲載している「フンメル研究ノート」のレビューページにあたります。フンメル研究ノートは、あくまでもCD解説、書籍、辞書などから集めた情報を盛り込んだ継ぎはぎの情報を集めたものですので、事実とは違っていたり、解釈が違っている箇所も多いと感じていますが、もっと多くの日本人にフンメルの音楽の魅力を知ってもらいたいと思い公開しています。もっとフンメルの情報が知りたい。またはご興味がある方は、本サイト「フンメル研究ノート」を覗いてみてください。よろしくお願いいたします。

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