フンメル/ピアノ五重奏曲変ホ短調,Op87より終楽章を試聴


打ち込み音源紹介。

ピアノ音源はEastWest Boesendorfer 290だが、弦はHQ Synthesizer Orchestral。
これは打ち込み編集技術が優れていないと、このようにしょぼい音になります。

フンメルのピアノ五重奏曲Op.87はコントラバスの入った五重奏曲としては音楽史上の最初の作品であることは注目に値します。

このピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスという編成の五重奏曲は、この後オンスロウ、リンマー、シューベルト、と続々書かれていきますが、この曲の作曲年が1802年というところが驚かされます。あのロンド・ファヴォリ,Op.11よりも前なのです。ウイーンでベートーヴェンと並んで人気の高かったフンメルの初期の傑作作品といえるでしょう。

出版は20年後の1822年で、そのため作品番号は87となっていますが、何故それまで出版されなかったのかは不明です。ただ、ピアノと管弦楽の七重奏曲(Op.74)がヒットして、ピアノ五重奏曲用に自ら編曲した際に、この編成と同じにしており、その直後にこの五重奏は20年の時を経てウィーンのSteiner und Compによって出版されました。

1822年といえばシューベルトの同編成の「鱒五重奏曲」が出版されています。昔はフンメルがシューベルトの後にこの作品を作曲したと誤解されていましたが(昔のLPの解説などで良く書かれていた)、事実は逆であり、アマチュアチェリストであるパウムガルトナー(S.Paumgartner)がフンメルの作品をシューベルトに紹介してピアノ五重奏を書くように薦めています。


おすすめCDはこれかな。




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